診療のご案内 自由が丘MCクリニック03−3717−3514 <クリニックへの道順> 当院は完全予約制です。 性同一性障害の方のために治療をしております。 院長/医学博士 大谷 伸久メール相談も受付けています。 clinic☆dr-otani.com (☆を@に置き換えてください)

2016年06月26日

受刑者にもホルモン治療を!?

性同一性障害で、すでに性別適合手術SRSを受けたMTF元ホステスが、昨年2月に交際相手を殺害した事件を覚えているでしょうか?昨年12月に東京地裁裁判員裁判で懲役16年の刑が確定しています。
 現在、刑務所で服役中なのですが、女性ホルモン治療を受けられないとのことです。

この受刑者(29)が6月9日、ホルモン治療を中止すると、身体へのダメージは極めて大きく、精神的にも不安定になる。刑務所においても治療する義務があり身体的・精神的苦痛を受けたとして、国に慰謝料など1千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。

逮捕後の警察署(刑確定前)では女性ホルモンの投与を認められていたようですが、その後移された東京拘置所では治療を認められませんでした。

弁護人が女性ホルモン治療を求めたようですが、病気ではないと応じなかったようです。


※平成23年6月に、法務省は、「性同一性障害等を有する被収容者の処遇指針について」各刑事施設に通知しています。

医療上の措置は?
ホルモン療法をしている場合はどうする?
「性同一性障害・GID等についての積極的な身体的治療に関しては、極めて専門的な領域に属するもので、これらを実施しなくても、収容生活上直ちに回復困難な損害が生じるものと考えられないことから、特に必要な事情が認められない限り、法第56条に基づき国の責務として行うべき医療上の措置の範囲外にある」としています。


診察を希望できる?
「医療措置については、被収容者から指名医による診察の申請があった場合には、被収容者の保健衛生及び医療に関する訓令に基づき、適切な対応する必要がある」としています。

実際には刑が確定していない容疑者は、警察署内に留置されるのですが、この時点での診察、ホルモン治療の依頼は警察から数件依頼をされたことがあります。

そういえば、昔に、留置場での容疑者の健康診断を何回かしたことがあるのですが、まだ裁判で刑が確定されていないにも関わらず、警察官の容疑者の扱いはいいものとは言えませんでした。なるべく、治療を受けさせないように持って行こうとする警察官に違和感を覚えたものでした。

刑が確定して、刑務所での受刑者となると、さらに治療などが受けにくくなるのだろうなと思います。


・・・・・
いつも読んでいただいてありがとうございます。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 性同一性障害へ







posted by 整形美人 at 02:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 性同一性障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
包丁でメッタ刺し、金属バットで殺害された相手は
それ以上の身体的・精神的苦痛を受けて命を失った
相手の命を奪った人の権利ってなんでしょうね?

こういう人のせいで性同一性障害を悪い意味でとらえる人が増える
Posted by ** at 2016年07月11日 19:04
この事件に関わらず、人権、人権って、加害者の主張ばかり目につくような感じがします。弁護士が加害者の人権と振りかざすのは、どうなのかなと?

これが自分の家族が被害者だったら、何言っているのだと、実際のところはだれもが思うはずです。

今回の件は、ただ、加害者がGIDだったというだけで、GIDがクローズアップされるのも微妙な感じです。
Posted by at 2016年07月16日 23:38
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/439404609

この記事へのトラックバック